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コロナショックへの支援対応で感じていること
先月の中旬以降、急速な新型コロナウイルス蔓延により、商流が停滞し世界のサプライチェーン寸断が起き、日本経済の景気も急激に悪化しました。私の顧問先は製造業や運送業などの設備投資が絡む業種が多く、そこで見たこと聞いたこと行ったことを踏まえつつ専門家としての対応について振り返りました。 実体経済停滞から起きた経済危機 サプラ...
影響範囲と期間を考慮した早めの資金繰対策が重要
全世界的な新型コロナウイルス流行に伴う経済の停滞により、商流が滞り、各所で売上低下などの影響が出てきています。関与先でもグローバルサプライチェーンの只中にある会社では大きな影響が出てきています。今後の対策を考えてみました。 私が実際に最近見たサプライチェーン上の影響の類型 近年、商流が国内で完結しているケースは少なくな...
自己研鑽しresponse abilityを高める
前回のブログで能力開発に効果的な取組みとして自己研鑽の重要性と、自己研鑽が根付く組織づくりが環境変化対応につながることを書きました。 自己研鑽の主体は個人であり、組織に加えて自己研鑽できる個人の主体性が不可欠です。自己研鑽できる個人について考えてみました。 日々の中で必要に応じて自然と行われる自己研鑽 自己研鑽の方法は...
環境変化対応と自己研鑽できる組織づくり
昨日午前に訪問した継続ご支援先の経営者の方とお話ししていて、自己研鑽など「一人一人の学ぶ力」の重要性について話が弾みました。 H27年の中小企業白書でも「昨今の産業構造の変化やITを含む技術進歩に伴い、様々な事業モデルが変革を遂げる中、企業に求められる仕事をただ漫然と行うだけではなく、将来的に自らの仕事を守る自己防衛の...
「経営の意思」あるところに道がある
 実行支援の場面で、関与先の経営者の方々のお姿を見ていて強い意思の力を日々感じています。自分はこうなりたいという個人のリーダーシップを含む意思が、未来を創る行動の根本です。そして、それが、経営に向かうときに経営の意思になります。経営の意思を持って、未来の経営ビジョン実現に向かいます。 意思あるところに道がある この言葉...
事業調査に基づいた提言
前回のブログで書いた妥当性のある事業計画策定の為には事業調査が必要です。その内容は、会社の置かれている外部環境から、内部の経営資源の状況やビジネスモデルについて幅広いものです。事業の調査分析により、事業の現況把握と将来性の判断が行いやすくなり、妥当性のある事業計画や実効性のある提言につながります。基本的には要点を絞りな...
妥当性のある事業計画とは
現場で見た妥当性のない事業計画 現在の関与先で、私が計画策定で関与させていただく数年前に、金融機関からの紹介で私の同業に経営改善計画を策定してもらったという会社があります。その前回別の専門家に作ってもらったという計画は、総花的に30個以上の沢山のアクションプラン(実行内容)が掲載されているものの、アクションプランが沢山...
事業計画の意義 環境変化対応のための事業計画
事業計画に意味はあるのか? 最近、好きな著述家の著書を読んでいて、「未来が不確実になって、あらゆる領域で計画の価値が目減りしている」という一節に出会いました。その書籍は、個人のキャリアビジョンについての内容でしたが、中小企業の経営の現場ではどうなのだろうかと考えてみました。 中小企業の現場でも、経営環境変化のスピードは...
事業性評価融資と予見が難しい未来への対応力
 数年前に金融機関様と事業者様からのご依頼で、大型の設備投資に伴う新規融資に係る事業計画策定支援をしたことがあります。その融資で購入した設備は、試作開発中でこれから始まる数億円規模の新規取引拡大のためのものでした。現在も継続的に実行支援している立場から、その時の、経験も踏まえながら思ったことを書いてみます。 事業性評価...
日々の経営改善と事業承継
経営改善の実行支援の現場で 過去に経営改善の実行支援に入らせていただいた会社で経営改善が進捗すると会社の収益は安定し良くなります。最初は改善の取組みで精一杯ということも多くあります。そして、まず会社の中に設定した改善のために必要な目標数値とその数値を作り上げる具体的な取組みが進みます。それとともに、現場担当者を巻き込ん...