環境変化対応の中で経営危機を乗り越える上で重要な取組み
新年になりました。今年もよろしくお願いします。
ここ最近、現場で経営者のお話を聞かせていただく中で、現在も経営危機が続いている会社が多いと感じています。
そこで、中小企業白書の内容を基に経営危機を乗り越える上で重要な取り組みについて書きました。
様々な環境変化が複合的に起きている現在
中小企業の経営環境も大きな環境変化について、思いつくキーワードを書き出してみても本当に沢山の内容が出てきます。
- DX、デジタル化への対応、ギグエコノミー
- SDGS
- カーボンニュートラルへの対応、
- FRBの利上げ、緩和縮小
- 日銀の13年ぶりの国債購入額の減少
- 働き方改革への対応
- 人口減少と採用難への対応
- 外国人の採用
- ジョブ型雇用
- 材料不足と価格高騰
- 半導体不足とそれに伴う資材不足
- 経営者や従業員の高齢化
- 事業や技能の承継
- Society5.0
- 自然災害への対応
こういった環境変化への対応を複合的に進めていくことを迫られています。そういった状況のなかで、危機感を感じたり、業績が大きな影響を受けている会社も多いと思います。
経営危機を乗り越える上で最も重要だった取組み
中小企業白書2021年半の245ページでは、経営危機を乗り越える上で最も重要な取組みとして、①資金繰りの改善、②金融機関への相談、信頼関係の構築、③不採算事業からの撤退·中核事業への集中、④雇用や人件費の削減、⑤新規事業分野への進出、⑥固定費削減(人件費以外)をあげています。その他にも販売先の見直しなどもあります。
また、ここに掲載されていない内容では現在は政府の支援策もあります。
情報に対する感度を上げながら、それらの方策で自社に適用できる内容をなるべく多く見つけてしのいでいくことが大切です。そして、上向きになるタイミングでは新規事業への進出も考えていくことも大切です。
元氣で能動的に取り組む知恵
その為には、まずは自らが元氣でいて、主体的に考えていくことが大切です。
その中で、時には誰かに相談することが力になります。経営者の仲間や地元の商工会議所や金融機関や専門家など身近な相談できる相手に相談していくことも良いかもしれません。皆で知恵を出し合って方策を考えて能動的に乗り越えていくことが今後ますます大切になってきています。
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