会社に眠る宝(強み)を活かす
企業の事業活動は経営者や社員などの人、生産設備などのもの、そして運転するための資金などの経営資源の有機的な結びつきやそれを総合的に運用する仕組みによって創られます。会社の事業調査をすると、同じ業種であっても全く同じ会社というのは見ないです。各社皆違う個性があって、経営資源や長所も各社違うものを持っています。
今の状況のなかにある経営課題を知る
今の業況が良ければ、それは過去の結びつきや仕組みが上手くいっていたということであり、反対に今の業況が悪ければ、過去の結びつきや仕組みのどこかに要因があります。
しかし、日々の忙しい業務や状況の中でその因果関係は明確には意識されないままになっていることも多く見られます。日々の業務が忙しければ忙しいほど、限られた自社の資源の中で、それをこなすことで精一杯になってしまうということも一方では分かります。
ただし、もしも、今後もっと事業を良くしていきたいと思ったら、その状況を明らかにして仕組みを見えるようにする必要があります。
私たちは、その過程で、現在の業況のもとになっている要因と因果関係を俯瞰して見える化することで現在の問題点や今後の課題を明らかにします。
会社にある各社固有の長所や強みが事業活動の源泉
またその中で、その会社固有の長所や強みが明らかになります。それは、働いてくれる従業員であったり、良いお客様であったり、長年築いてきたブランドや、生産性の高い生産体制かもしれませんし、社長ご本人や先代から引き継いだ経営の仕組みかもしれません。その長所が会社の宝であり、事業活動の源泉です。
- 経営者、従業員
- お客様
- ブランド
- 経営の仕組み
- 知的資産
- 不動産などの資産
コロナショックにも自社の長所や強みを武器に対応する
企業の経営環境は日々変化しています。今日正しかったことが明日も通用するかどうかはわからない時代になっています。
自社の変わらない強みである宝を活かし、変化する経営環境の中で、新しい事業成長の種を探し育てながら、会社の仕組みを日々変えて将来を見据えた取組みをすることが、今後ますます重要になっています。
コロナショックの中ですが、自社だけの強みを宝と認識してチャレンジすることが大切になってきます。
フェイスブックでコメントする