できない理由を乗り越えて一歩踏み出す(真意に向き合い決意して巻き込む)

できない理由を乗り越えて一歩踏み出す(真意に向き合い決意して巻き込む)

コンサルティングの現場でお話をお伺いして、今後のプランを練るときに、できない理由を挙げてくる方がいらっしゃいます。

経営改善や事業承継の場面で、表面上はやるやると言いながら、できない理由を挙げて対応すべき論点から逃げるという反応が起きるケースを見てきました。

一見もっともな『できない理由』は探せばいくらでも出てくる

できない理由は一見もっともです。現在保有する人材や設備などの経営資源ではできないという経営資源の面、時間が無いなどの時間の面、顧客が承諾しないなど顧客の面、人材のモチベーションや能力などの人材面、資金が足りないなど、できない理由はさがせばいくらでも出てきます。

 売上等の数値把握をすることは大切と思うが事務員がいないからできないという話や、事業承継時に後継候補が自分の基準では不合格など、完璧を求めて、できない理由を考え始めるときりがありません。

やりたいけどやりたくない自己矛盾した気持ちが対応を遅らせる

そういったケースの時、起きていることとして、1人の人の中にやりたいけどやりたくないという自己矛盾した気持ちが存在することがあります。やりたいけどやりたくないという自己矛盾した気持ちは進もうとしながらやっぱりやめようと戻るので結果的にいつまでたっても前に進みません。

表面上はやる必要があると言いながら、裏側では進めると自分が楽しくないなどやりたくない気持ちを持っているケースがあります。

 そうなると、やりたくないという気持ちに引きずられてできない理由を見つけ始めます。

そして、こういう条件が整ったら進めようと言っているうちに、時間だけ経っていくケースも多くあると思います。

真意に向き合い決意をして巻き込む

真意を知り自覚する

自分が本当はどうしたのか真意を知ることが最初の一歩です。

 話がそれていく、お話しをしていても肝心なテーマを避けようとするという反応が起きます。行っていることはテーマとは少しだけ関連しているものの、本当に進めようと決めていないことが要因かもしれません。 そうすると、本当はやりたくない自分を発見するかもしれません、その時はその状況を自覚しながら、やりたいけどやりたくない矛盾した自分をしることも大切です。

真意を知るために心を落ち着けて静かにして、自身に以下のように問いかけることも大切です。

本当には何がしたいのかを自分に問いかけること。本当はやりたくない気持ちが強いケースは行動に表れません。その場合は、なぜそのように思うのか自問自答していくことで見えてくることもあるかもしれません。その上で、対応が必要な場合は早めに対応することが大切です。

自身で真意に基づいてやると決意する。

真意が分かったら覚悟を持つことにより、優先的に検討すべきテーマに対応しようと思うことができるようになります。そうすると、次に何をどのように進めればよいか先が見えやすくなります。
最初の一歩は自身でやると決意することが大切です。

計画を作り見える化し、周りを巻き込む

そういった覚悟とそれに伴う行動が決まってきたら、周りを巻き込むために計画づくりをすることも有効です。経営改善計画や事業承継計画など場面場面で必要な計画は変わってきます。

もし、やりたいけどやりたくないという自己矛盾した気持ちにさいなまれて、第3者に助けを求めたいと思われたらぜひお声掛けください。まずは丁寧にお話を聞くところから始めさせていただきます。

この記事を書いた人

フェイスブックでコメントする