問いを立て真意を知り進む

問いを立て真意を知り進む

先日、週1日強、仕事させていただいている公的機関の同僚と帰り道に歩きがてら、その人が、「このコロナ渦で自分がどう生きたいのか問われている」と言っているのを聞いて、すごく共感したのを思い出しました。

それで思いついたのが、コンサルティングの際に、毎回心掛けていることです。

それは、次の問いに対する思いをお話しいただく中で、クライアントが自分の気持ちとその方向性を知ることです。自分を知るときに問いが役に立ちます。

真意に近づく問い

その問いは、次のとおり、とてもシンプルな問いです。心を静めて自分に問いかけてみましょう。

あなたは
何が起きればいいのでしょう?

これは、私が学んでいるクリーンランゲージ技法の質問で、とても漠然としているものの、核心に迫る問いであることから、対話をする中で相手が心を開いてくれていれば、その人の核心につながる内容が速やかに現れやすいと思っています。

そして、この問いは、経営改善の現場、事業承継の現場、創業の現場など、相手の課題解決に貢献する場面は、どこでも効果を発揮すると思います。

自分に問いかけることで
本当に感じていることが分かるかもしれません。

1)経営者が今の会社をどうしたいのか?問う。

今は悪いから、今は息子には継がなくて良いと言っているけど、本当は会社を良くして、息子に継がせたいと思っているかもしれません。

2)後継者が会社を継ぎたいのか、継いで何をしたいのか?問う。

今は業績は悪いけど、自分が継いだら裁量が広くやりたいことができるようになる。そして、新しい業態に進出するんだと思っているかもしれません。

3)創業した方が自分がやりたいことは何か?を問う。

一つ一つの仕事を通して、相手を輝かせることに役に立ち、それに見合った報酬をいただけるようになると決めて創業したことを思い出すかもしれません。

大切なことは、自分が本当に進みたい方向に前進することです。それが、一番自分の力を発揮でき、一時的には大変な状況でも辛抱しながら進むことができます。

自分の思いに向き合い解決策を見つける場をつくる

それに対して、私が支援者の立場である場合、または、コーディネーターとして支援する場合いずれの場合も、とにかく聴くことを大切にしています。そして、相手が自分で気づけるお手伝いをしています。

こちらは、壁になったつもりでその場がぶれないようにします。 そして、クライアントご自身がお話しされた内容を踏まえて、クライアントの中にある情報と、まだクライアントが保有していない外部の有益な情報に分けて、クライアントとお話ししながら、外部な有益な情報をこちらから紹介しながら、クライアントが自ら情報を取り込みながら、自身で気づいていく場をつくることが大切だと思っています。。

その課題解決策がクライアントご自身の軸にピタッとはまり、お困りごとが解決に向かって進むとき、この仕事をやらせていただいていて良かったと心から嬉しさを感じる瞬間でもあります。

コロナ渦だからこそ自分の真意を自覚して進む

コロナ渦は社会の様相を大きく変えました。今までの常識が崩れ、生活様式も変わり、ビジネスの進め方も変化しています。周りの世界はぶれ続けているように見えるかもしれません。

そんな環境変化の激しい時代だからこそ、自分の真意を知り自覚し、自身の中にぶれない軸を意識することで、前に進みやすくなります。それは自分の中にあることから起きているからだと思います。軸が定まれば、直観的に進みやすくなってきます。

もしも、自分一人ではなかなか自身に向き合えないと思う時は、個人セッション形式、コンサルティング形式でお手伝いさせていただきますので、弊社お問い合わせからご連絡ください。

きっとお役に立てるように、その場にいます(笑)。

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