(前編)オリジナルな経験則に裏づけられたコンテンツが応援されることが大切

(前編)オリジナルな経験則に裏づけられたコンテンツが応援されることが大切

これは私が独立した1年目に取材させていただいた凄腕の先輩中小企業診断士から教えていただいた言葉です。そういう意味では自分の言葉ではありません。
しかし、独立から8年が経過して、ずっとこの内容を意識して繰り返して実行し、自分事になるように取り組んできました。その結果も踏まえて、振り返ってみます。

凄腕の先輩の教え

独立1年目には時間があったので、多くの先輩に取材をさせていただき中小企業基盤整備機構が運営するJNET21などに掲載される記事を書かせて頂きました。その中で、今の自分にとても生きている教えがありました。
それが中小企業診断士の久保正英さんに教えていただいた次の内容です。

大事なことは、自分に対する期待値です。「この人と一緒にいれば良くなりそう」という期待感、と言ったほうがわかりやすいでしょうか。近年、書籍やネットの情報を見れば、ほとんどのマーケティングや生産管理などの経営知識は自分で得られます。でも、それだけでは仕事になりません。中小企業診断士に限らずコンサルタント、支援する側の人間にとって大切なことは、オリジナルな経験則に裏づけられたコンテンツを持つことです。そして、そのコンテンツが応援されることが大切です。
※ご本人から当ブログへの掲載についてご了解済み

中小企業基盤整備機構Jnet21 中小企業診断士 久保正英さんの記事より引用

小さくても役に立つ経験則をひたすら積み上げる

当時の私は応援されるオリジナルな経験則に裏づけられたコンテンツが無かった

私には独立当時、特に「応援されるオリジナルのコンテンツ」がありませんでした。というかほぼ未経験で独立したので、経験則自体がほとんど無い状態でした。
で、オリジナルのコンテンツが無い中、特段アイデアマンでもない私が周りを巻き込む企画をできる訳もなく、応援されるオリジナルのコンテンツを生み出すためにどうすればよいのだろうかと考えました。

個社毎の課題を知り、的確な対応策を提案することで小さな経験則を積み上げる

ちょうどその時、仕事でやらせていただいていた経営改善計画策定に伴う事業調査という重たい(笑)仕事がありました。今も自身のメイン業務の一つになっています。

当時は修行していたコンサルティング会社で先輩とご一緒して担当の事業再生案件を必死に遂行しながら、コンサルティング経験を積み上げていました。
その仕事の中でオリジナルな経験則を見つけていこうと漠然と考えました。

その仕事は、個社の現状の課題を数値やデータを踏まえて、会社の業務の流れや仕組みを把握して、現状に至る因果関係を知り、過去の問題点と現状の課題、そして、それに対応した将来の数値とアクションの解決策を会社の経営者と一緒に創り、実行支援する仕事で、小さな経験則を毎日のように積み上げることができました。

お陰様でこの8年間、機会をいただき、ひたすらこの経験を積ませていただきました。
現在までに、およそ大小65社程度の報告書をまとめてきました。

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