岩倉 光隆の記事一覧( 2 )

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経営改善に必要な経営機能の一元管理や統合の重要性
私は経営改善に伴う実行支援を行う事が多く、それが本職です。独立してから約8年間ひたすらその仕事を行ってきました。 前回のブログの最後の段落でも述べていますが、ご支援会社とのかかわりの中で気づいたことがあります。それは、一元管理の重要性です。  経営改善が進む会社では経営者による一元管理が機能しています。反対に、改善が進...
ポートフォリオの重要性と経営革新
コロナ渦の中で各社の売上高の変動が大きくなっています。その中で、1つの事業や1つの会社からの受注等へ依存せずに、いくつかの事業や顧客に分散、また販売形態を複線化している会社の売上高が低下しにくくなっていることを見ます。 コンサルティングの現場で売上高の確保について論じる時にポートフォリオが問題になります。そして、新しい...
有効求人倍率から中小企業の今後の人材採用と戦略を考える
 先日、支援先の経営会議の場でお話しした有効求人倍率を用いた今後の人材採用について、その会社の経営陣や幹部と方向性を考えたのですが、その情報を改めて整理して、今後の中小企業の採用について考えてみました。  既に取り組まれている会社様からすれば、何をいまさらと言われると思いますが、支援現場で重要性を改めて感じたので、支援...
支援体制を創る会社側主体のコミュニケーションの重要性
 前回「支えあう仕組みを創る」というまとめを書きながら、最近起きたことを振り返っていてひらめいた金融支援を受けやすい連携の取組みについて書いてみました。 事業内容を理解してもらうコミュニケーションが連携した支援を引き出す  最近、自身の仕事の中で次のようなことが起きています。  昨年、経営改善計画を策定し、条件変更から...
不安を減らし経営判断の明晰性を高める為に
 経営者は孤独と言われます。それは自社の経営判断を行うのが基本的には社長の専権事項で代わってくれる人がいないからだと思います。そんな中、妥当性のある経営判断を行うのも時に難しい時もあるかもしれません。  ここでは、妥当性ある判断を「経営者ご自身の中で明晰かつ後悔することが少ない判断」と定義したいと思います。そして、そう...
コロナ特別融資の財源は国債(国の借金)
今回、支援先で政府の支援策を使わせていただき資金繰りを乗り切ってきている会社が多くあります。 その支援策の中で、日本政策金融公庫のコロナ特別融資や金融機関からの無利子無担保融資を活用している会社は多いです。私も、お借入れした支援先でそれに対して今後どのように対応していくのかを考えていて、コロナ特別融資等の仕組みについて...
売上原価を理解することが利益改善につながる
 私が、経営改善計画を作成するときに確認する肝心な部分が売上原価です。その売上原価が明確になっていればよいのですが、無いときもあります。  データが無い時はデータを作ります。売上原価を調査しデータを作ってから改善計画を作ります。  最近、コロナ下でも、原価データを作って経営改善計画を作った会社でコロナ前より大幅な利益改...
できない理由を乗り越えて一歩踏み出す(真意に向き合い決意して巻き込む)
コンサルティングの現場でお話をお伺いして、今後のプランを練るときに、できない理由を挙げてくる方がいらっしゃいます。 経営改善や事業承継の場面で、表面上はやるやると言いながら、できない理由を挙げて対応すべき論点から逃げるという反応が起きるケースを見てきました。 一見もっともな『できない理由』は探せばいくらでも出てくる で...
事業調査と内省の共通点(氷山の一角から見えない部分を知る)
私は今の仕事で事業調査や現状分析からその要因を知り対策を立てることがとても好きです。 また、個人的なコンディションを整えるための心理的な内省をすることもとても好きです。 そして、この2つには共通点があると思っています。それは、氷山の一角から、その裏側にあることを見える化することです。 事業調査で行っていること 会社の業...
このコロナショックの今、新規投資の判断は如何に?
このコロナショックの昨今、中小企業支援策としての補助金も花盛りです。そんな中で、コロナショックの今不況期こそ投資をする時期という人もいれば、ムダ金を使わずに守るべきで投資はやめるべきという人もいます。 どちらが正しいのか?と思う人もいるかと思います。 このコロナショックに見舞われた不況期の今の投資可否の判断について考え...